エンジニア


 エンジニアというのは一般人とやや次元の異なるメンタリティを持っているようですが、ここではそんな彼らのメンタリティーを理解しやすいジョークのいくつかをご紹介しましょう。

  • [その1]

     エンジニアの学生2人が、大学のキャンパスを歩きながら話をしていました。
     「そのカッコいい自転車は、いったいどこで手に入れたんだい?」と、1人が聞くと、
     「昨日考え事をしながら歩いていたら、この自転車に乗った美女とすれ違ったんだ。すると彼女は自転車を投げ捨てた上、服まで脱ぎ捨て、『好きにしてちょうだい』と言ってきたんだよ」と、もう1人が答えます。
     それを聞いて、
     「うん、いい選択をしたな。だって君には彼女の服が似合わないだろうからね」と、最初の1人は頷(うなず)くのでした。

  • [その2]

     コップに半分入った水を見て・・・・・・
     楽観主義者: まだ半分ある。
     悲観主義者: もう半分しかない。
     エンジニア: このコップは必要に対して2倍大きい。

  • [その3]

     牧師、医師、エンジニアの3人組が、ある朝ゴルフを一緒にまわっていました。彼らの前のグループはとてもプレイの遅い人たちで、いらいら怒ったエンジニアが、
     「あいつら、何であんなに遅いんだ? もう15分も待ってるんだぞ」
     医師もうなずき、
     「理由はわからないが、あんな不器用そうなのを見たことがない」と、同意しました。
     すると牧師は、
     「あそこに管理人がいるから掛けあってみよう」と言い、そちらへ向かいました。
     「やあ、ジョージ、あの前の組の人達はどうしたんだい? ちょっと遅すぎやしないか?」
     すると管理人はこう言いました。
     「彼らは盲目の消防士たちなんです。去年火事になったこのクラブハウスを救った時、視力を失ったのですよ。それ以来、彼らがゴルフをしたければ、いつでも無料で提供しているのです」
     それを聞いた3人はしばし黙り込んだ後、おもむろに口を開いた牧師が、
     「それは悲しいことだ。今晩は彼らのため祈ることにしよう」
     続いて医師も、
     「そうだね。私も何とか手助けが出来ないか、友人の眼科医へ連絡を取ってみるよ」
     そこで、エンジニアが言いました。
     「何で夜にプレイしないんだ!」

  • [その4]

     エンジニアの学生3人が、人間の身体はいったいどんなタイプのエンジニアによってデザインされたのか議論していました。
     1人目のエンジニア、「それは機械技師だよ。それぞれの関節部分を見ればわかるさ」
     2人目のエンジニア、「いや、電子技師だね。この神経組織や、この束になった電気配線を見ろよ」
     3人目のエンジニア、「いやいや間違いなく土木技師だ。でなければ、お楽しみの場所の近くへ下水道を作るわけがないだろう」

  • [その5]

     一般の人々は壊れてなければ、修理する必要がないと考える。
     エンジニアは壊れてなければ、特筆すべき特徴がないと考える。

  • [その6]

     建築家と芸術家とエンジニアの3人が、妻と愛人のどちらと時間を過ごすほうが良いかを話し合っていました。
     建築家は、「しっかりと絆(きずな)を育(はぐく)みながら、妻と時間を過ごすのがいい」と言いました。
     芸術家は、「情熱や神秘的な点から、愛人と一緒に過ごすのがいい」と言いました。
     エンジニアは、「両方がいい」と言いました。
     そして、他の2人から「両方だって?」と聞き返されると、こう答えました。
     「妻と愛人の両方いれば、2人とも、もう片方の女と時間を過ごしてると思うだろうから、その間ガレージへこもって仕事ができるからさ」

  • [その7]

     1人のエンジニアが、ある日、道を歩いていると1匹のカエルが呼びかけました。
     「私にキスしてくれたら、とても美しいお姫様へ戻ることができるのよ」
     彼は身をかがめてカエルを拾い上げると、自分のポケットにしまい込みました。
     そこで、ポケットの中からカエルは再び言いました。
     「もしあなたがキスしてくれて私をお姫様へ戻してくれたなら、あなたと一週間一緒に過ごしますわ」
     エンジニアはカエルをポケットから取り出して、微笑むとまたポケットへしまい込みました。
     するとカエルは泣き叫ぶように、
     「もし私をお姫様へ戻してくれるなら、あなたと一緒にいて、もう何だってあなたの望みどおりのことをします」
     またもやエンジニアはカエルをポケットから取り出すと、やはり微笑みかけるだけでポケットへ戻しました。
     カエルはようやくそこで尋ねました。
     「いったいどういうことなの? 私は美しいお姫様で、あなたと一週間一緒にいて、何でも望みどおりのことをすると言ってるのですよ? どうしてキスして下さらないの?」
     するとエンジニアがこう答えました。
     「僕はエンジニアだよ。恋人を持つ暇なんてないんだ。だけどしゃべるカエル、こいつはカッコいい!」


筆者から一言 

「エンジニア」は、パブリック・ドメインとしてインターネット上に広く出回っている小咄(ジョーク)をアレンジしたものであることをお断りしておきます。