おじいちゃん
その1「日本篇」
- 昔、じいちゃんに「これで美味いもん食え」って封筒を渡され、中を見てみたら箸が入ってた。
- じいちゃんに囲碁の本が欲しいって言われたから、「アマゾンで買うね」と応えたら、「そんな遠くまで行かなくていい」って引き止められた。
- 孫:「おじいちゃん、その話もう3回目だよ」
おじいちゃん:「4回目じゃ」
- 昨日、おじいちゃんがボケ防止の本を買ってきた。今日も買ってきた。
- 節約が徹底しているおじいちゃんは毎晩、居間に腰掛けて本を読むのが習慣だった。2〜3分毎に何秒か電気を消しては点けるのを不思議がった孫娘がある日、
「おじいちゃん、どうしてそんなことするの?」
「それはだな、暗くてもおじいちゃんはページが繰れるんだよ」
- 80歳ぐらいのおじいさんが、iPhoneとアンドロイドの違いを根掘り葉掘りわかりやすく説明しろと店員さんへ詰め寄っていた。丁寧に説明する店員さんは大したものだ。だって、ここはローソンですよ。
- 電車で席を譲った人におじいさんが、「あんた紳士だねえ、わしは瀕死だけど」と言ってるのを聞いて、思わず吹き出した。
- 「歳をとるとションベンやウンコの出が悪くなって、毎朝トイレに30分も入ってにゃならん」
「わしは毎朝6時半には勢いよくションベンもウンコも出るぞ・・・・・・ただ」
「ただ、何じゃ?」
「7時にならんと目が覚めん」
- いたずら電話を取ったのは、ちょうど散歩から帰ったじいさんだった。相手が「ハアハア」とやり始めたので、じいさんは散歩帰りでハアハアいってる愛犬を電話口へ出してやった。しばらく両者でハアハアやっていた。そのそばで、じいさんが大きな欠伸をした。
その2「アメリカ篇」
- 「おたくのおじいちゃん、朝起きたらいつも何て言うの?」
「そうね、たいていは『おはよう、スーザン』かしら」
「で、おばあちゃんは何て応えるの?」
「『おじいさん、あたしはキャシーよ』と・・・」
- おじいさんが新聞社へ妻の死亡広告を載せたいとやってきた。
「掲載料はいかほどかな?」
「1インチあたり50セントですね」
「何てこった、ばあさんは5フィートあったんだぞ!」
その3「中国篇」
- 記者:「ご老人、市長が誘拐されました。犯人は身代金1,000万元(約1.7億円)を要求しています。支払わなければ市長をガソリンで焼き殺すと・・・・・・現在、寄付を募っているところですが、あなたはいかほど寄付なさるおつもりですか?」
老人:「(ガソリン)10リットルってとこじゃ」
- 記者:「こんにちは。ご老人、いくつか質問させて下さい。以前、農民は牛馬に劣る生活を強いられていたそうですね。今はどうなんでしょうか?」
老人:「今かね? 願い通りになったよ。牛馬の生活を超えたからな」
- 記者:「もし、あなたが10ムー(約992平方メートル)の土地を持っていたら、半分を共産党へ寄贈することに同意されますか?」
老人:「もちろんじゃ」
記者:「では、家を2軒持っていたら?」
老人:「もちろんじゃ」
記者:「車2台なら?}
老人:「もちろんじゃ」
記者:「100万元(約1,700万円)の宝くじが当たったとしたら?」
老人:「もちろんじゃ」
記者:「牛が2頭いたら?」
老人:「それは駄目じゃ」
記者:「なんで牛だけ駄目なんですか?」
老人:「だって、わしゃ牛を持っとるんだぞ」
- 記者:「ご老人、中国に言論の自由は存在すると思われますか?」
老人:「もちろんじゃ。中国ではどんな新聞やTVでも共産党が自由に内容を変えられるんだ。こんな自由な国は他にあるかね?」
- 記者:「ご老人、なんでも最近100万元(約1,700万円)儲けたそうですね。本当ですか?」
老人:「そうさね。ある日、携帯電話を拾ったんだが、それにメールが届いた。『王局長、あの件をお願いします』ってな。で、すぐにわしの銀行口座番号をメールしたってわけじゃ」
- 記者:「ご老人、新政権の汚職取締りは本気のようです。どう思われますか?」
老人:「てことは、今までの取締りがお遊びだったのかね?」
- 記者:「ご老人、お子さんは何人おられるのですか? 全員学校に行かせましたか?」
老人:「男の子2人は行ったよ。女の子は行っとらん」
記者:「なぜですか? 男女差別は批判されますよ」
老人:「だって、校長が男だからな」
- 記者が「ご老人、広州では6.3億元(約106億円)を投じて公共墓地を整備するそうですが、党幹部しか埋葬できないそうです。どう思われますか?」と聞いたら、老人は嬉しそうに笑って聞き返した。「生き埋めかい?」と・・・
- 公用機が墜落、乗っていた政治家は全員死亡した。調査グループが現地の老人へ事故当時、本当に生存者はいなかったのか質問した。すると老人は笑いながら答えた。
「いたよ。わしの足にすがりつきながら、『おれはまだ死んでない』って言ってたよ。ただ、皆さんご存知のとおり政治家は本当のことを言わないものだからな。だから、埋めておいた」
- 中国の家庭で、民主運動家の劉暁波へノーベル平和賞を授与するなんてノルウェイはけしからん、断固ノルウェイ製品の不買運動をしよう、と孫が憤っていた。それを聞いたじいさんは、孫の本棚にあった村上春樹の「ノルウェイの森」を焼き捨てた。
筆者から一言
「おじいちゃん」は、パブリック・ドメインとしてインターネット上に広く出回っている小咄(ジョーク)をアレンジしたものであることをお断りしておきます。