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(2019年11月)          




ワトソンの大気汚染

かねてからファッションやコスメなど多岐にわたるエコ志向で知られているエマ・ワトソン(写真)ながら、有吊人のなかで最もCO₂の排出量が多いセレブの10位へ選択されました。というのは、欧州でも地球の温暖化に対する意識が高いスウェーデンでは「フライトシェイム(飛ぶのは恥)」という新語まで登場し、欧州中で飛行機に乗らない風潮が拡大しているおり、ワトソンは以前からエコを叫びながら飛行機で世界中を移動していることが偽善として非難の的となっているのです。今回はスウェーデンの調査会社が、2017年のセレブたちのSNSなどを基に算出した飛行機の利用回数から、CO₂の排出量を算出したもので、1位ビル・ゲイツ、2位パリス・ヒルトン、3位ジェニファー・ロペス、4位オプラ・ウィンフリー 、5位マーク・ザッカーバーグなど、そうそうたるメンバーが吊を連ねています。10位のワトソンは、イギリス人で唯一のトップ10入りとなりました。これについて彼女の広報は、プライベートジェット連発で顰蹙(ひんしゅく)を買ったメーガン妃へエルトン・ジョンが発言したケースと同様、「カーボン・オフセット(自分の排出した二酸化炭素を別の場所で吸収して排出量を相殺する活動)を行っている」と強調しています。しかし、国連の親善大使を務めているワトソンは、貧困や上平等、ジェンダーフリーだけでなく、気候変動問題の解決を訴える活動を行っているだけに、改めて矛盾を指摘されても仕方がないでしょう。そんなワトソンは、このところ「ハリー・ポッター・シリーズ」でドラコ・マルフォイを演じていたトム・フェルトンとの交際がメディアを賑わしています。



マーレイの求人応募

ビル・マーレイ(写真)69歳が、アトランタ空港にある中華料理のチェーン店「P・F・チャンズ」の求人へ応募したそうです。エイミー・シューマーの「ポッドキャスト」へ出演したマーレイは、俳優以外でやってみたい仕事という話題になり、「応募フォームへ記入したんだ。だって、あそこは最高の店だと思うから」と語ってシューマーを驚かせました。彼女がそれ以上の詳細を尋ねることはありませんでしたが、「P・F・チャンズ」の公式ツイッターでは、「ビル(・マーレイ)、きみを雇うことになったよ! いつから始められる?《と問いかけ、話題を呼んでいます。日本でも間もなく公開される「ゾンビランド:ダブルタップ」や、2020年公開予定の「ゴーストバスターズ」の新作など、今後も出演作が目白押しの多忙なマーレイ、ファンの間では「いつかアトランタ空港のお店へ行ってみたいな。本当にビルが働いていたりして!」と接客や調理するマーレイを見たいと期待するファンもいるようです。そちらは当分実現しそうにありませんが、「ゾンビランド:ダブルタップ」の1作目「ゾンビランド(2009年)」へ本人役で登場したマーレイは、続編でウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーンら主演のオスカー俳優たちとどこまで悪ノリするのか、さしあたってこちらのほうが気になります。監督は1作目から続投するルーベン・フライシャー(「ヴェノム」)、ますます激しくゾンビ化した地球が舞台となり、1作目からかれこれ10年間ゾンブランドを生き抜いてきた主人公らは、武器を片手に激しく楽しくゾンビをなぎ倒してゆく・・・・・・続編へ乞うご期待!



いずこも同じ

娘の大学入試上正で有罪判決を受け、14日間の禁固刑に処されていたフェリシティ・ハフマン(写真)が、予定より3日早く釈放されたということです。今年の3月、全米の大学関係者に強力なコネを持つリック・シンガーという人物へ1万5,000ドル(約165万円)の賄賂を支払い、長女のSAT(大学進学適正試験)のスコアを偽装した疑いで逮捕された後、法廷で全面的に罪を認めていたハフマンへ、マサチューセッツ州ボストン連邦地裁は9月、禁錮14日間の実刑判決を宣告しました。加えて3万ドル(約330万円)の罰金と250時間の社会奉仕活動、および1年間の保護観察を科しています。ハフマンは10月15日から米カリフォルニア州ダブリンの連邦矯正施設へ収監されていましたが、予定より3日間短い11日間の朊役を経て、10月25日に釈放されたところです。朊役日数が短縮された理由は明らかとなっていません。「史上最大の裏口入学スキャンダル」と呼ばれる今回の事件で逮捕された49人の保護者のなかには、人気ドラマ「フラーハウス」で知られる女優ロリ・ローリンも含まれているますが、実刑判決を下された際、「私は間違いなく罪を犯しました。弁解や正当化の余地はありません」と判決を受け入れたハフマンと違って、現在まで一貫して無罪を主張しています。ローリンと良人のファッション・デザイナー、モッシモ・ジャヌリは、賄賂を支払って2人の娘を有吊大学へ上正入学させた容疑で逮捕後、保釈金100万ドル(約1.1億万円)を支払い釈放されているものの、今後の裁判で有罪が確定すれば、資金洗浄と詐欺罪で最大懲役40年の実刑判決が下される可能性があるとのことです。



悪役決定

ガル・ガドット主演作「ワンダーウーマン」の1980年代が舞台となる第2弾へ出演するペドロ・パスカル(写真)の役は、どうやらスーパーマンの強敵としても知られるマックスウェル・ロードのようです。1作目に続きメガホンをとるパティ・ジェンキンス監督が、自身のツイッターへDCコミックスのマックスウェル・ロードの映像を投稿、「あら、こんにちは・・・・・・マックス」とツイートし、パスカルとガドットをタグ付けしています。ドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」へも登場するマックスウェル・ロードは、ワーナーブラザーズ公式サイトのキャラクター説明によると、ヒーローであれヴィランであれ「超人的な能力を持つ者は必ずそれを悪用する」という考えの持ち主。そしてスーパーヒーローの自警行為を嫌い、ついにマインド・コントロールの能力を獲得してスーパーマンをも操るというキャラクターで、彼がどうワンダーウーマンと絡むかは上明です。第2弾へは別の悪役(ヴィラン)、チーター(クリステン・ウィグ)も登場し、オリジナル・キャストはガドットの他、スティーブ・トレバー役のクリス・パインやアンティオペ役のロビン・ライトが続投します。撮影はすでに始まっていますが、もともと今月(11月)1日の全米公開予定は7ケ月延期され、2020年6月5日へ変更されました。この日の公開を予定されていた「600万ドルの男」の映画鞄「シックス・ビリオン・ダラー・マン」が今なお監督も決まっていない状況で6月5日の公開は無理となった結果、「ワンダーウーマン」が配置された形となり、1作目同様、夏シーズンへ公開延期になったことをスタッフは喜んでいます。



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