ハンバーガー・コンチェルト


 昔、オランダ出身のプログレッシブ・バンド、フォーカスが「ハンバーガー・コンチェルト」というアルバムを出していましたが、それと今回のテーマは無関係です。アメリカ料理といえば、'90年代を境として洗練された感があるものの、ベーシックのハンバーガーやホットドッグは上動の地位を保っています。したがって、数がありすぎてどの店を選択すればいいのか迷いながらも、とりあえず昔からあるベーシックな店2軒とハイエンドな店1軒をご紹介しましょう(便宜上、料理の写真へ番号を付けてありますが、これらの番号は店と無関係です)。

Original Tommy's
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■Original Tommy's

www.originaltommys.com
2575 Beverly Blvd., Los Angeles
213-389-9060

 42年前、筆者が初めて観光でロサンゼルスを訪れた最初の夜、つまりアメリカで初めて食べたのは、この「Original Tommy's」のチリ・バーガーでした。農園の経営者が始めたバーガー・スタンドということで、チリ・バーガーへはその農園で採れた大きなトマトのスライスが入っており、深夜を回っても長蛇の列に深く印象を受けたのを今でも憶えています。

 1946年5月15日にオープンしたこのこの店も、当初はそれほど流行っておらず、人気が出始めたのは'60年代に入ってからです。'70年代へ入るとオーナーでギリシャ移民2世のトム・コウラックスが周りの土地を買い占め店を拡張すると同時、フランチャイズ化して南カリフォルニアだけでおよそ30店舗まで増えてゆきます。ただ、オリジナル店と他の店では味も違えば賑わい方も違っているので、もし行かれるなら絶対このオリジナル店へ!

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#1
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#5

 写真は左から「メニュー(#1)」、「チリ・バーガー(#2)」、「フレンチフライ(#3)」、「ハラピニョ(#4)」、「厨房(#5)」。ハンバーガーの他、ホットドッグもあります。

Father's Office
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■Father's Office

www.fathersoffice.com
3229 Helms Ave., Los Angeles
310-736-2224

 カルバーシティの少し西にある「Father's Office」はハイエンドのハンバーガー・レストランで、ハンバーガー以外のメニューも豊富です。もともとサンタモニカにある「Michael's」のチーフ・シェフだったサン・ヨーンが、シェフ・オーナーとして1軒目を同じサンタモニカでオープンしたのが2005年のことでした。1軒目は大成功で、オープン以来、いつ行っても客が並んでいる状態となり、それを受けてヨーンは2008年4月21日、この2軒目をオープンします。

 1軒目と比べて2軒目のほうが広く、キャパシティーはおよそ150席あり、ウェイトレスやウェイターがテーブルを回らなくてもバーテンダーが注文を取れる設計です。また、パーティーなどには28席の個室がある他、表の細長いテラスも賑わっています。平日は夕方5時から午前1時まで、金土日の週末は正午から午前2時までの営業です。

 オフィス・バーガーがシグネチャー・メニューだけあって、地元のメディアは「ロサンゼルスのハンバーガー・レストラン・トップ10」を選ぶ場合、まずこの店を外しません。なおかつ、他のメニューも美味いとくれば、流行るのが当然でしょう。ワインや他の飲み物のセレクションも、なかなかユニークです。また、パン工場であった広大な敷地を再開発した場所なので、レストラン周辺の一帯は日本から観光で訪れた方へ、買い物を含めてけっこう楽しめます。週末なら、立ち寄ったついでに、この「Father's Office」でランチがてら一休みという手も・・・・・・?

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#6
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#9
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#10

 写真は左から「フォーレスト・マッシュルーム(#6)」、「オフィス・バーガー(#7)」、「ボーンマロー(#8)」、「ソフトシェルクラブ(#9)」、「アーティチョーク(#10)」。ハイエンドといっても、値段はオフィス・バーガーとフレンチフライで約15ドル(約1,500円)と、さほど高くありません。

Pink's
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■Pink's

www.pinkshollywood.com
709 N. La Brea Ave., Los Angeles
323-931-4223

 1939年にオープンして以来、ハリウッドのセレブ達に愛されてきた店です。それでも、昔は行くとすぐ買えたのが、ここ10年ちょっとは、絶えず長い列が出来ています。忙しい時は40分ぐらい待つ覚悟が必要です。ただし、先のOriginal Tommy'sと同じく、このオリジナル店以外は行く気がしません。

 ここ10年、ラスベガスとかいろんなところへ進出し始めているものの、それらの支店は必ずしも成功しておらず、たとえば最近LAX(ロサンゼルス国際空港)にも出しましたが、客はまったくいないことが多く、間もなく閉店しました。未だラスベガスの2店舗やオハイオ州サンダスキーの1店舗、そして地元カリフォルニア州ではユニバーサル・スタジオとサンディエゴ近辺の店舗などが健在です。しかし、もし行かれるなら絶対このオリジナル店へ!

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 写真は左から「セレブのサイン入りヘッドショット(#11)」、「ポーリッシュ・ドッグとクリームソーダ(#12)」、「ホットドッグのバリエーション(#13)」、「プラネット・ハリウッド・ドッグ(#14)」、「フレンチフライ(#15)」。ここのフレンチフライは珍しく、いったん冷凍した物を電子レンジで温めているだけですが、それもこの店らしいところです。

 スタジオ・シティーの「The Counter」やウェストL・Aの老舗「Apple Pan」など、まだまだ紹介したい店はありますが、今回はこれぐらいにしておきたいと思います。

横 井 康 和      


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