コルト45・M1911A1

Colt 45 M1911A1
画像による索引


透視図

仕 様  (SPECIFICATION)
口径       (Caliber)45口径      (45 ACP)
全長     (Over Length)21.8cm    (8 5/8 in)
銃身長 (Length of Barrel)12.8cm      (5 in)
重量       (Weight)1090g      (39 oz)
装弾数 (Magazine Capacity)7発       (7 rds)
製造販売元    (Factory)COLT FIREARMS
P.O. Box 1868
Hartford, CT 06102
(203) 236-6311


コルト社で生産されている自動拳銃の基本となるもので、ベルギーFN社のブローニング銃器設計家として知られるJ・M・ブローニングにより設計され、1911年3月21日に米軍が制式採用し、M1911と名づけられた。以来、「コルト・ガバメント(官給品コルト)」や「GIコルト」の名で広く親しまれている。
 
M1911の作動は、発射の反動(ガス圧)を利用する。発射による火薬ガスが弾丸を進める反面、薬莢を後方に押し出し、この反動と同時に、銃身は遊底と一体となって僅かに後退した後、遊底と銃身のロックが解かれ、遊底だけ更に後退する。後退した遊底は、空薬莢を排出しながら撃鉄を起こしてロックすると再び前進、新しい実包を弾倉から薬室へ送り込むのである。
 
M1911は第一次大戦終戦までに約45万丁が生産され、1922年グリップ・セーフティ(握把安全装置)、引金、照星などを改良してM1911A1となり、現在も米陸軍をはじめ陸上自衛隊ほか各国で採用されている。また、これまでM1911のライセンス生産や非合法なコピーを生産した国も数多く、意外なところでは第二次大戦前に日本のシンガー・ミシンでライセンス生産を行う時期があった。
 
最近は、M1911へブローニングのハイパワー以来、すっかり定着したダブルの弾倉(14発)を採り入れて成功した米パラ・オードナンス社が、M1911ベースの製品開発に意欲的だ。同社のダブル・アクション・タイプは弾装こそオーソドックスなシングル(7発)ながら、ガン&アモ誌の「2000年度ハンドガン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、翌2001年も装弾数6発の小型版を出したのが注目されている。

 
アンクル・マイクズ社サイドキック・ヒップホルスター。