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ハリウッド・ベスト10

(2019年7月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Toy Story 4"(ブエナビスタ)映画評はここをクリックして下さい        アニメ
トム・ハンクス、ティム・アレン、
アニー・ポッツ、キーガン=マイケル・キー、
クリスティーナ・ヘンドリックス、ジョーダン・ピール、
キアヌ・リーヴス(声優)

週末興業成績/総売上:   5,970万ドル/23,869万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,575館/2週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Annabelle Comes Home"(ワーナーブラザーズ/
ニューライン)
                    ホラー
ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、
マッケンナ・グレース、マディソン・アイズマン主演

週末興業成績/総売上:   2,067万ドル/3,110万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,613館/1週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Yesterday"(ユニバーサル)          コメディー
リリー・ジェームズ、ヒメーシュ・パテル、
ケイト・マッキノン主演

週末興業成績/総売上:   1,701万ドル/1,701万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,603館/1週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Aladdin"(ブエナビスタ)             ファンタジー
ウィル・スミス、ナオミ・スコット、
メナ・マスード主演

週末興業成績/総売上:   1,011万ドル/30,663万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,235館/6週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Secret Life of Pets 2"(ユニバーサル)アニメ
パットン・オズワルト、ケヴィン・ハート、
ハリソン・フォード、エリック・ストーンストリート、
ジェニー・スレイト、ティファニー・ハディッシュ、
レイク・ベル、ダナ・カーヴィ(声優)

週末興業成績/総売上:    732万ドル/13,143万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,349館/4週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Men in Black International"(ソニー/コロンビア)
クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、   SFコメディー
リアム・ニソン、エマ・トンプソン、
レベッカ・ファーガソン主演、クメイル・ナンジアニ(声優)

週末興業成績/総売上:    669万ドル/6,517万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,663館/3週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Avengers: Endgame"(ブエナビスタ)     アクション
ロバート・バート・ダウニー・Jr、クリス・ヘムズワース、
マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、
スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、
カレン・ギラン、ポール・ラッド、
ジョシュ・ブローリン、ブリー・ラーソン、
ブラッドリー・クーパー(声優)、エリザベス・オルセン主演

週末興業成績/総売上:    611万ドル/84,189万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,0275館/10週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Child's Play"(ユナイテッドアーティスト)   ホラー
オーブリー・プラザ主演、マーク・ハミル(声優)

週末興業成績/総売上:    443万ドル/2,356万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,007館/2週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Rocketman"(パラマウント)          ミュージカル
タロン・エガートン、ジェイミー・ベル、
リチャード・マッデン、ブライス・ダラス・ハワード主演

週末興業成績/総売上:    397万ドル/8,424万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,003館/5週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"John Wick: Chapter 3 - Parabellum"(ライオンズ
ゲート/サミット)
                 アクション
キアヌ・リーブス、ハル・ベリー、
イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーン、
アンジェリカ・ヒューストン主演

週末興業成績/総売上:    325万ドル/16,139万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,550館/7週間



お先に失礼!

日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
Toy Story 4
トイ・ストーリー4

画像による索引
9年振りに公開されたこのシリーズ4作目では、前作「トイ・ストーリー3(2010年)」でアンディ・デイビス(ジョン・モリス)の元からボニー・アンダーソン(マデリーン・マックグロウ)の元へと渡ったウッディ(トム・ハンクス)やバズ・ライトイヤー(ティム・アレン)らおもちゃ達が、相変わらず楽しい日々を送っている。そんな日々の中、ボニーは先割れスプーンやモールなどを使用して手作りのおもちゃフォーキー(トニー・ヘイル)を工作する(一連の予告編で登場)。しかしフォーキーは、自分がおもちゃではなくゴミだと思い込んでおり、目を離すとすぐにゴミ箱へ入りたがる。ある日、サンダーソン一家がキャンピング・カーでドライブ旅行に行くこととなり、移動中、フォーキーはボニーの元からが逃げ出してしまう。その結果、彼を連れ戻そうとウッディもフォーキーの跡を追い、ボニーの元へと戻る途中、アンティーク・ショップで(ウッディは)長年離れ離れでいた人形ボー・ピープ(アニー・ポッツ)と再会するのであった・・・・・・こうして物語が展開する「トイ・ストーリー4」は、これまでの3作以上の出来栄えといえるだろう。ちなみに、マーチャンダイジングを除くシリーズ過去3作が累計で稼いだ興行収益は20億ドル(約2,200億円)近く、おもちゃが主人公の性格上、マーチャンダイジング関連の収益も莫大なはずだ。ただ、それら3部作でシリーズは完結した感があり、4作目の成功は難しいと思われていた。そんな予想があっさりと覆された本作へ、ジョッシュ・クーレイ監督は様々なメッセージを込めている。自分で作ったフォーキーに夢中のボニーが、他のおもちゃへの関心は片隅に押しやられているのも人間の価値観というものを考える上で興味深いし、ドストエフスキーを読んだことのないフォーキーが自分はゴミであるという強迫概念にとりつかれているのも象徴的だ。そして、遊園地のメリーゴーラウンドで迎えるクライマックス・シーンや、ピクサー恒例のエンディングのクレジットへ挿入されたボーナス映像、そこでバズがジェット機のおもちゃと並んで浜辺で洗い流されたり、クジラの食道を詰まらせている姿は、いうまでもなくプラスチック・ゴミの海洋汚染に対するプロテストである(耐久性があり、万能であったはずのプラスチック製品は、もはや世界的な脅威となっており、先日、大阪で開催されたG20でもテーマの一つだった)。それらのメッセージが本作の出来栄えを少なからず左右しているのは間違いない。



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