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ハリウッド・ベスト10

(2019年8月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Lion King"(ブエナビスタ)        アドベンチャー
ドナルド・グローヴァー、ジェームズ・アール・ジョーンズ、
ビヨンセ・ノウル、キウェテル・イジョフォー、
アルフレ・ウッダード、ジョン・オリヴァー、
セス・ローゲン、キーガン=マイケル・キー(声優)

週末興業成績/総売上:   7,662万ドル/35,187万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,275館/2週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Once Upon a Time in Hollywood"(ソニー)映画評はここをクリックして下さい
レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、   コメディー
マーゴット・ロビー、ダコタ・ファニング、
アル・パチーノ、ハーリー・クィン・スミス、
カート・ラッセル、ルーク・ペリー主演

週末興業成績/総売上:   4,108万ドル/4,108万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,659館/1週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Spider-Man: Far from Home"(ソニー)   アクション
トム・ホランド、ジェイク・ギレンホール、
マリサ・トメイ、ゼン・ダイヤ、
ジョン・ファヴロー、サミュエル・L・ジャクソン主演

週末興業成績/総売上:   1,245万ドル/34,471万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,851館/4週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Toy Story 4"(ブエナビスタ)映画評はここをクリックして下さい        アニメ
トム・ハンクス、ティム・アレン、
アニー・ポッツ、キーガン=マイケル・キー、
クリスティーナ・ヘンドリックス、ジョーダン・ピール、
キアヌ・リーヴス(声優)

週末興業成績/総売上:   1,045万ドル/39,621万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,610館/6週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Crawl"(パラマウント)              ホラー
邦題: 「クロール -凶暴領域-
カヤ・スコデラーリオ、バリー・ペッパー主演

週末興業成績/総売上:    406万ドル/3,153万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,720館/3週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Yesterday"(ユニバーサル)          コメディー
リリー・ジェームズ、ヒメーシュ・パテル、
ケイト・マッキノン主演

週末興業成績/総売上:    308万ドル/6,342万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,550館/5週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Aladdin"(ブエナビスタ)             ファンタジー
ウィル・スミス、ナオミ・スコット、
メナ・マスード主演

週末興業成績/総売上:    304万ドル/34,618万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,798館/10週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Stuber"(20世紀フォックス)          コメディー
デイヴ・バウティスタ、クメイル・ナンジアニ、
イコ・ウワイス、ナタリー・モラレス、
ミラ・ソルヴィノ、カレン・ギラン主演

週末興業成績/総売上:    176万ドル/2,018万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,150館/3週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Annabelle Comes Home"(ワーナーブラザーズ/
ニューライン)
                    ホラー
ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、
マッケンナ・グレース、マディソン・アイズマン主演

週末興業成績/総売上:    155万ドル/6,973万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,287館/5週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Farewell"(A24)               コメディー
アウクワフィナ主演

週末興業成績/総売上:    152万ドル/365万ドル
劇場数/現在までの上映期間:  135館/3週間



お先に失礼!

日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
Once Upon a Time in Hollywood
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

画像による索引
クエンティン・タランティーノばかりが他の映画を模倣したり、パロディったりする唯一の映画監督ではないが、対象となる過去の映画と同じ芸術的平面を占めることのできる数少ない監督であることは間違いない。そして、時としてそれを乗り越える。この「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」がいい例だ。時代とそのポップ・カルチャーだけでなく、彼の空想に沿って過去を再構成し、書き換える衝動へ祝福あれと言いたい。タランティーノの描く'60年代では、カウンター・カルチャーの健全で矯正な要素へ触れられておらず、どちらかといえば反動的だ。'50代から'60代前半のTVの西部劇で活躍した一人のガンマンを懐かしみ、一方でマンソン・ファミリーがヒッピーの象徴として描かれている。レオナルド・ディカプリオ演じるTVスター、リック・ダルトンは飲酒問題を抱え、プライベートで自己破壊しており、ブラッド・ピット演じる彼の友人でスタントマンでドライバーのクリフ・ブースとの関係にも亀裂を生じ始めていた。ダルトンを家へ送り届けた後、ブースは自分のトレーラーに戻り、TVで「マニックス」を観ながらマカロニとチーズを食べ、その横で愛犬がドッグフードを食べている。ブースは頭の中でイタリアでの生活を思案していた。旬を過ぎたアメリカの俳優が、そこではマカロニ・ウェスタンへ迎え入れられていたからだ。こうして、しばらく何も起こらないまま物語が進行しながら、ちょうど西部劇のように映画全体のシェイプを整えてゆく。そのあたりは、ちょうど'60年代後半のハリウッド映画を思い出す。そして、ハリウッド・ヒルズのシエロ通りにあるダルトン宅の隣が「ローズマリーの赤ちゃん」で脚光を浴びていたラファル・ザビエルチャ演じるローマン・ポランスキー宅で、1969年8月9日の夜、マーゴット・ロビー演じる彼の若い花嫁シャロン・テートがマンソン・ファミリーに殺害されるのは史実としてもよく知られている。本作で3番目の主人公を演じるロビーの出番は少ないが、その1シーンはもっとも感動的だ。ディーン・マーティン主演の「マット・ヘルム・シリーズ」へ出演したテートが、劇中の自分自身を観るため映画館へゆく。そのシーンは多くの観客の印象に残るだろう。また、ブースの崖のシーンも素晴らしい。彼がシュパーン牧場を訪れる静かに何かを予感させるシナリオを、これまでタランティーノは一度も書いたことがない。シュパーン牧場は、かつて西部劇の撮影で使われており、デイモン・ヘリマン演じるチャールズ・マンソンと彼のファミリーが住んでいた場所でもあった。そこでブースはマーガレット・クアリー演じる女の子の一人を抱きかかえ、それからレナ・ダナムやダコタ・ファニング演じる他の女の子たちの疑わしいまなざしを浴びながら、10年前に仕事をした牧場の所有者を探して歩き回る。本作へ登場するダミアン・ルイス演じるスティーブ・マックイーンやマイク・モー演じるブルース・リーも、タランティーノは大胆に解釈しており、それと上手くバランスをとっているのがアル・パチーノ演じるマーヴィン・シュワルツだ。とにかくタランティーノ・ファン必見の一作である。



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