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ハリウッド･ベスト10

(2019年９月)


１位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Angel has Fallen"（ライオンズゲート）映画評はここをクリックして下さい 　　アクション
邦題:　「エンド･オブ･ステイツ」
ジェラルド･バトラー、モーガン･フリーマン、
ジェイダ･ピンケット=スミス、ランス･レディック、
ニック･ノルティ、ダニー･ヒューストン主演
週末興業成績／総売上： 　　2,138万ドル／2,138万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　3,286館／１週間
 
２位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Good Boys"（ユニバーサル）　　　　　　　　　コメディー
ジェイコブ･トレンブレイ、ブレイディ･ヌーン、
キース･Ｌ･ウィリアムズ、ウィル･フォーテ主演
週末興業成績／総売上： 　　1,164万ドル／4,194万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　3,353館／２週間
 
３位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Overcomer"（ソニー／アファーム･フィルムズ）
アレックス･ケンドリック、プリシラ･シャイラー、ドラマ
シャリ･ウィードマン、アーリン･ライト=トンプソン主演
週末興業成績／総売上： 　　　815万ドル／815万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　1,723館／１週間
 
４位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw"(ユニバーサル）
邦題:　「ワイルド･スピード／スーパーコンボ」
ドウェイン･ジョンソン、ジェイソン･ステイサム、アクション
イドリス･エルバ、エディ･マーサン、
ヴァネッサ･カービー、ヘレン･ミレン主演
週末興業成績／総売上： 　　　807万ドル／14,763万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　3,312館／４週間
 
５位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "The Lion King"（ブエナビスタ）　　　　　　　　アドベンチャー
ドナルド･グローヴァー、ジェームズ･アール･ジョーンズ、
ビヨンセ･ノウル、キウェテル･イジョフォー、
アルフレ･ウッダード、ジョン･オリヴァー、
セス･ローゲン、キーガン=マイケル･キー(声優)
週末興業成績／総売上： 　　　807万ドル／51,055万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　3,300館／６週間
 
６位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Ready or Not"（フォッゥス･サーチライト）　　ホラー
アダム･ブロディ、ヘンリー･ツェニー、
アンディ･マクダウェル主演
週末興業成績／総売上： 　　　801万ドル／801万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　2,855館／１週間
 
７位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "The Angry Birds Movie 2"（ソニー） 　　　　　アニメ
ジェイソン･サダイキス、ジョシュ･ギャッド、
ビル･ヘイダー、ダニー･マクブライド、
ピーター･ディンクレイジ、レスリー･ジョーンズ、
スターリング･Ｋ･ブラウン、エウジェニオ･ダーベス(声優)
週末興業成績／総売上： 　　　638万ドル／2,711万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　3,869館／２週間
 
８位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Scary Stories to Tell in the Dark"（ライオンズゲート）
ゾーイ･マーガレット･コレッティ、 　　　　　　　　ホラー
オースティン･エイブラムズ、ナタリー･ガンツホーン、
ガブリエル･ラッシュ、マイケル･ガルサ主演
週末興業成績／総売上： 　　　587万ドル／5,036万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　2,827館／３週間
 
９位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Dora and the Lost City of Gold"（パラマウント）
イザベラ･モナー、エヴァ･ロンゴリア、 　　　　　ファミリー
マイケル･ペーニャ、エウヘニオ･デルベス、
ベニチオ･デル･トロ、ダニー･トレホ主演
週末興業成績／総売上： 　　　533万ドル／4,323万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　2,843館／３週間
 
10位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Once Upon a Time in Hollywood"（ソニー）映画評はここをクリックして下さい
レオナルド･ディカプリオ、ブラッド･ピット、　　　コメディー
マーゴット･ロビー、ダコタ･ファニング、
アル･パチーノ、ハーリー･クィン･スミス、
カート･ラッセル、ルーク･ペリー主演
週末興業成績／総売上： 　　　501万ドル／12,319万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　2,209館／５週間


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日本公開に先がけ､｢ハリウッド最前線｣
がお届けする、いま話題の映画レポート

　
Angel Has Fallen
エンド･オブ･ステイツ

画像による索引
｢エンド･オブ･ホワイトハウス(2013年)｣、｢エンド･オブ･キングダム(2016年)｣に続くシリーズ第３弾となる本作では、米大統領が再びモーガン･フリーマン演じるアラン･トランブルへ戻り、ジェラルド･バトラー演じるマイク･バニング特別捜査官がその護衛に当たっていた。彼は脳震盪や他の苦痛で引き起こされる慢性的な痛みを薬で抑えながら、彼の妻リア(パイパー･ペラーボ)からトランブル大統領まで誰もが辞めることを薦める中、シークレット･サービスのディレクターとしての仕事を続けていたのだ。ただ、その仕事はデスクワークであり、バニングの目線が彼の心境を表わしている。そんなある日、彼は大統領を暗殺しようとした嫌疑をかけられ、ＦＢＩから追われる身となってしまう。彼は逃げながら身の潔白を証明しようとするが、この騒動の背後には恐ろしい陰謀が張り巡らされていた。つまり、本作のプロットは｢米大統領への陰謀｣と、最近のコミックを映画化したブロックバスター作のパターンで、そこに本シリーズのＤＮＡがある。言い換えれば大規模な予算のＢ級映画だ。そして、同じＢ級映画でも｢良い｣馬鹿げた映画と｢悪い｣馬鹿げた映画がある。本作は設定が合理的ではない。大統領の最も忠実で信頼できる捜査官のバニングが、冬の午後の釣りを楽しむ大統領を護衛中、突如として現われた無人偵察機は低空を飛行しながら、スマート爆弾とコンピューター化された顔認識ソフトウェアで容赦なく獲物を仕留めてゆく。彼を除く18人のシークレット･サービス･エージェント全員の死体が水面へ浮かぶ中、ただ一人の生存者であるバニングは大統領を水中から引っ張り出し、ワシントンＤ･Ｃの病院へ担ぐものの、大統領がコーマ状態に陥り、｢天使は倒れた(エンジェル･ハズ･フォールン)｣･･････大統領の守護天使が役立たないと周りは判断し、バニングが追われる身となるわけだ。そこで再会する彼の父親クレイ(ニック･ノルティ)は、バージニア州の山小屋に住む78歳の、ひどく白い髭を生やした最も決まりきったクレイジーな元軍人で、彼が自宅の周りの森へ仕掛けた爆弾をリモートコントロール･トリガーで次から次へと爆発させるシーンは、観客に受けそうだ。最近のバトラーはいわば｢ネオ･ブロンソン｣のような印象だが、｢ボーン｣の模造ともいえる本作ではますますその傾向が強い。映画そのものは馬鹿馬鹿しい内容でありながら、全米での公開週末の興行収益がトップ10の第１位となったのは、有力な競争相手がいなかったからだろう。

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(2019年９月)

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