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ハリウッド･ベスト10

(2016年６月)


１位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "X-Men: Apocalypse"（20世紀フォックス）映画評はここをクリックして下さい
ローズ･バーン、マイケル･ファスベンダー、 　アクション
ニコラス･ホルト、オスカー･アイザック、
ジェニファー･ローレンス、ジェームズ･マカヴォイ主演
週末興業成績／総売上： 　　6,577万ドル／6,577万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　4,150館／１週間
 
２位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Alice Through the Looking Glass"（ブエナビスタ）
邦題:　「アリス･イン･ワンダーランド／時間の旅」
ジョニー･デップ、アン･ハサウェイ、 　　　　　　アドベンチャー
ミア･ワシコウスカ、ヘレナ･ボナム=カーター主演
週末興業成績／総売上： 　　2,686万ドル／2,686万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　3,763館／１週間
 
３位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "The Angry Birds Movie"（ソニー）　　　　　　アニメ
ジェイソン･サダイキス、ジョシュ･ギャッド、
ダニー･マクブライド、ビル･ヘイダー主演
週末興業成績／総売上： 　　1,877万ドル／6,642万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　3,932館／２週間
 
４位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Captain America: Civil War"（ブエナビスタ）映画評はここをクリックして下さい
邦題:　「シビル･ウォー／キャプテン･アメリカ」
ヘンリー･カヴィル、ベン･アフレック、 　　　　アクション
クリス･エヴァンス、ロバート･ダウニー･Jr、
スカーレット･ヨハンソン、セバスチャン･スタン、
アンソニー･マッキー、ポール･ベタニー主演
週末興業成績／総売上： 　　1,540万ドル／37,287万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　3,395館／４週間
 
５位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Neighbors 2: Sorority Rising"（ユニバーサル）
ザック･エフロン、ローズ･バーン、　　　　　　　コメディー
ピーター･ディンクレイジ、キャシー･ベイツ主演
週末興業成績／総売上： 　　　935万ドル／3,859万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　3,416館／２週間
 
６位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "The Jungle Book"（ブエナビスタ） 　　　　　アドベンチャー
スカーレット･ヨハンソン、イドリス･エルバ、
ルピタ･ニョンゴ、ベン･キングズレー(声優)
週末興業成績／総売上： 　　　709万ドル／33,860万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　2,523館／７週間
 
７位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "The Nice Guys"（ワーナーブラザーズ）　　スリラー
ライアン･ゴスリング、ラッセル･クロウ、
マット･ボマー、キム･ベイシンガー主演
週末興業成績／総売上： 　　　652万ドル／2,188万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　2,865館／２週間
 
８位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Money Monster"（トライスター） 　　　　　　　ドラマ
ジョン･コーベット、ジョン･ステイモス、
ニア･ヴァルダロス、リタ･ウィルソン主演
週末興業成績／総売上： 　　　433万ドル／3,398万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　2,315館／３週間
 
９位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Love & Friendship"（ロードサイド･アトラクションズ）
ケイト･ベッキンセイル、スティーヴン･フライ、コメディー
ゼイヴィア･サミュエル、クロエ･セヴィニー主演
週末興業成績／総売上： 　　　241万ドル／341万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　　493館／３週間
 
10位：
この映画のｵﾌｨｼｬﾙ･ｻｲﾄ		 "Zootopia"（ブエナビスタ）　　　　　　　　　　　アニメ
ジニファー･グッドウィン、ジェイソン･ベイトマン、
イドリス･エルバ、Ｊ･Ｋ･シモンズ(声優)
週末興業成績／総売上：　　　　80万ドル／33,585万ドル
劇場数／現在までの上映期間：　　　572館／13週間


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日本公開に先がけ､｢ハリウッド最前線｣
がお届けする、いま話題の映画レポート

　
X-Men: Apocalypse
Ｘ-ＭＥＮ：アポカリプス

画像による索引
ブライアン･シンガー監督作｢Ｘ-ＭＥＮ：アポカリプス｣の前半は、これまでになく感情的だ。スーパーヒーロー映画であることを忘れさせる瞬間すらある。辺鄙な森の中で妻と娘と暮らすマイケル･ファスベンダー演じるマグニートーことエリック･レーンシャーをポーランド警察が襲い、その結果、始まる悲劇。ただ、感情的だからといって決して静かな映画ではない。むしろコミック･ブックを映画化した他の映画と比べても派手だ。2000年のシリーズ１作目の成功が、本作へとつながっており、基本的なトーンは１作目から一貫している。エジプトのピラミッド･シーンで幕を開け、冒頭の字幕の背景に流れる様々な人類の歴史、そしてオスカー･アイザック演じる本作の悪役アポカリプスが6,000年の眠りを経て現代へ蘇(よみがえ)り、物語は展開してゆく。眠っている間に人類が軟弱になったとわかったアポカリプスは、すべての人類を滅ぼし、まったく新しい世界を築こうとする。自らの意識を転送することで他のすべてのミュータントの能力を吸収できるアポカリプスが、マグニート、オリヴィア･マン演じるサイロック、ベン･ハーディ演じるアーク･エンジェル、アレクサンドラ･シップ演じるストームの４人を従え、世界滅亡を計画する。そこで残りのＸ-ＭＥＮが集結し、彼らと壮絶な戦いを繰り広げるのだ。アポカリプスはＸ-ＭＥＮのリーダーであるジェームズ･マカヴォイ演じるプロフェッサーＸことチャールズ･エグゼビアと、世界中のミュータントを追跡できる彼のシステムを補足し、すべてのミュータントを制御しようとする。そこでプロフェッサーＸを助けるのがジェニファー･ローレンス演じるミスティーク、コディ･スミット=マクフィー演じるナイトクローラー、ソフィー･ターナー演じるテレパシー能力を持つジーン･グレイ、タイ･シェリダン演じる眼から強力なビームを出すサイクロプス、エヴァン･ピーターズ演じるクイックシルバーらＸ-ＭＥＮの面々なのだ。こうしたメンバーの中には、ローズ･バーン演じるプロフェッサーＸのかつての恋人で記憶喪失症のＣＩＡエージェント、モイラ･マクタガートといったミュータントでないメンバーも含まれている。そういったメンバーがチームワークで不可能へ立ち向かうという本作のコンセプトは、かつての人気ＴＶシリーズ｢スパイ大作戦｣を彷彿とさせる部分がある。ともあれ、｢Ｘ-ＭＥＮシリーズ｣の本領は登場人物が自分自身を受け入れる旅をするという点で発揮され、それはもともとのコミックが1960年代の公民権運動を背景として書かれたことと無縁ではない。

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(2016年６月)

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