お先に失礼!
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ハリウッド・ベスト10

(2017年5月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Fate of the Furious"(ユニバーサル)映画評はここをクリックして下さい
邦題: 「ワイルド・スピード ICE BREAK   アクション
ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、
ジェイソン・ステイサム、タイリース・ギブソン、
シャーリーズ・セロン、ミシェル・ロドリゲス、
ヘレン・ミレン、クリス・"リュダクリス"・ブリッジス主演

週末興業成績/総売上:   1,997万ドル/19,327万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,077館/3週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"How to be a Latin Lover"(パンテリオン) コメディー
エウヘニア・デルベス、サルマ・ハエック、
ロブ・ロウ、クリステン・ベル主演

週末興業成績/総売上:   1,225万ドル/1,225万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,118館/1週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Baahubali 2: The Conclusion"(グレート・インディア・
フィルムズ)
                    アクション
プラバース、ラナ・ダグバッティ、
アヌシュカ・シェッティ、タマンナー主演

週末興業成績/総売上:   1,035万ドル/1,035万ドル
劇場数/現在までの上映期間:  425館/1週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Boss Baby"(20世紀フォックス)    アニメ
アレック・ボールドウィン、スティーヴ・ブシェミ、
リサ・クドロー(声優)

週末興業成績/総売上:    937万ドル/14,879万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,739館/5週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Circle"(STX)               ドラマ
エマ・ワトソン、トム・ハンクス、
ジョン・ボイエガ、カレン・ギラン主演

週末興業成績/総売上:    903万ドル/903万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,163館/1週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Beauty and the Beast"(ブエナビスタ)   ファンタジー
邦題: 「美女と野獣
エマ・ワトソン、ルーク・エヴァンス、
エマ・トンプソン、ケヴィン・クライン、
ダン・スティーヴンス、ユアン・マクレガー主演

週末興業成績/総売上:  683万ドル/48,053万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,155館/7週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Going in Style"(ワーナーブラザーズ/ニューライン)
マイケル・ケイン、マット・ディロン、       コメディー
モーガン・フリーマン、アン・マーグレット主演

週末興業成績/総売上:    361万ドル/3,735万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,761館/4週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Smurfs: The Lost Village"(ソニー)     アニメ
ガブリエル・イグレシアス、エリー・ケンパー、
デミ・ロヴァート、ジョー・マンガニエロ、
ジュリア・ロバーツ、ミシェル・ロドリゲス(声優)

週末興業成績/総売上:    356万ドル/3,798万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,554館/4週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Gifted"(フォックス・サーチライト)       ドラマ
クリス・エヴァンス、マッケンア・グレイス、
ジェニー・スレイト、オクタヴィア・スペンサー主演

週末興業成績/総売上:    336万ドル/1,589万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,215館/7週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Unforgettable"(ワーナーブラザーズ)    スリラー
キャサリン・ハイグル、ロザリオ・ドーソン主演

週末興業成績/総売上:    241万ドル/915万ドル
劇場数/現在までの上映期間:  2,417館/2週間



お先に失礼!

日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
The Fate of the Furious
ワイルド・スピード ICE BREAK

画像による索引
シリーズ1作目(2000年)はB級の上といえるストリート・レーシングの映画だったかと思えば、その後、いつの間にやら世界が舞台のスパイ・アクション映画へスケール・アップし、本作で早第8弾だ。前作「ワイルド・スピード SKYMISSION(2015年)」では邦題のとおり車ごとパラシュートでの降下が見せどころとなっており、次は何かと思っていたら、邦題の「ICE BREAK」が意味する原潜も然ることながら、やはり見せ場はシャーリーズ・セロン演じる謎のハッカー、サイファーがコンピュータでマンハッタンの街中の車を遠隔操作する場面といえるだろう。サイファーは彼女のコマンド・センターである飛行機から路上で駐車中の車を次々と起動し、群れを成して敵を襲う。また、高層駐車場で駐車中の車も次々と起動し、ビルの上から雨あられのごとく地上へ降り注がせる。車が準主役のシリーズへ、これほど最適の見せ場はあるまい。シリーズ5作目あたりが転機となってスケール・アップした「ワイルド・スピード」の常で、今作もハイオクタンのアクション、世界が舞台となった現実離れした設定、ファンの期待するヴィン・ディーゼル演じる「ドム」ことドミクク・トレットの家族(ファミリー)に関する独白などを含む。こうして世界的なヒット・シリーズとして成功したのはクリス・モーガンの脚本によるところが大きく、彼はシリーズ中最初の2作を除く6作を書いている。また、全8作を通じてプロデューサーのニール・H・モリッツの舵取りが上手かったことは言うまでもない。ストリート・レーシング映画からスパイ・アクション映画へスケール・アップしても、コアとなった「家族(ファミリー)と友情の物語」路線を崩さなかった。裏庭でコロナ・ビールを手に、友情を誓い合うというあのシーンだ(本作ではコロナ・ビールの代わりバドワイザーが登場)。その友情を誓い合う家族(ファミリー)も、シリーズ8作目となると、かなり込み入っている。幕開けはハバナで、トレットがミシェル・ロドリゲス演じるレティ・オルティスと新婚旅行を楽しんでいるところへ、突如として現われるのは先のサイファーだ。彼女から見せられた写真がきっかけとなり、トレットは仲間を裏切りサイファーと行動を共にする ――― 彼女がトレットを脅迫した内容は、これまでのシリーズ作を観ている観客なら納得できるだろう ――― そうとは知らぬドウェイン・ジョンソン演じる休職中のDSS(アメリカ外交保安部)捜査官ルーク・ホブスが、トレッドやその仲間とドイツで電磁パルス砲奪還任務へ就き成功するものの、最後にトレッドが奪い去り、ホブスは刑務所へ送られる。ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウが収監されている刑務所だ。そして・・・・・・これ以上、内容には触れないが、夏のブロックバスター・シーズン到来を感じさせてくれる仕上がりである。



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(2017年5月)

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