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ハリウッド・ベスト10

(2018年3月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Black Panther"(ブエナビスタ)        アクション
チャドウィック・ボーズマン、ルピタ・ニョンゴ、
マイケル・B・ジョーダン、アンジェラ・バセット、
マーティン・フリーマン、フォレスト・ウィテカー主演

週末興業成績/総売上:  11,186万ドル/40,361万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,020館/2週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Game Night"(ワーナーブラザーズ)     アクション・コメディー
レイチェル・マクアダムス、ジェイソン・ベイトマン、
カイル・チャンドラー、ジェシー・プレモンス主演

週末興業成績/総売上:   1,700万ドル/1,700万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,488館/1週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Peter Rabbit"(ソニー)             ファミリー
デイジー・リドリー、マーゴット・ロビー、
ローズ・バーン、ドーナル・グリーソン、
ジェームズ・コーデン主演(バーンとグリーソン以外は声優)

週末興業成績/総売上:   1,276万ドル/7,151万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,707館/3週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Annihilation"(パラマウント)          SF
邦題: 「アナイアレイション -全滅領域-
テッサ・トンプソン、ナタリー・ポートマン、
ジェニファー・ジェイソン・リー、オスカー・アイザック主演

週末興業成績/総売上:   1,107万ドル/1,107万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,012館/1週間
 
5位:
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"Fifty Shades Freed"(ユニバーサル)映画評はここをクリックして下さい  ロマンス
ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナン、
キム・ベーシンガー、アリエル・ケベル主演

週末興業成績/総売上:    715万ドル/8,979万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,265館/3週間
 
6位:
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"Jumanji: Welcome to the Jungle"(ソニー/
コロンビア)
                    アクション
ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、
ケヴィン・ハート、カレン・ギラン主演

週末興業成績/総売上:    565万ドル/38,728万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,519館/10週間
 
7位:
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"The 15:17 to Paris"(ワーナーブラザーズ)ドラマ
邦題: 「15時17分、パリ行き
レイ・コラサーニ、アレク・スカラトス、
アンソニー・サドラー、スペンサー・ストーン、
ジュディ・グリア、ジェナ・フィッシャー主演

週末興業成績/総売上:    357万ドル/3,223万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,752館/3週間
 
8位:
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"The Greatest Showman"(20世紀フォックス)
ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、     ミュージカル
ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン主演

週末興業成績/総売上:    341万ドル/16,078万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,601館/10週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Every Day"(オリオン)              ドラマ
アンガーリー・ライス、マリア・ベロ、
ジャスティス・スミス、ジェニー・ロス、
ルーカス・ジェイド・ズマン主演

週末興業成績/総売上:    302万ドル/302万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,667館/1週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Early Man"(ライオンズゲート)         アニメ
トム・ヒドルストン、エディ・レッドメイン、
ティモシー・スポール、メイジー・ウィリアムズ主演

週末興業成績/総売上:    177万ドル/685万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,494館/2週間



お先に失礼!

日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
Fifty Shades Freed
フィフティ・シェイズ・フリード

画像による索引
この「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」3部作の最終章は、アナことアナスタシア・グレイ(ダコタ・ジョンソン)とクリスチャン・グレイ(ジェイミー・ドーソン)の結婚で幕を開け、ヨーロッパの新婚旅行から帰ったところから物語が展開する。どこか不満げなクリスチャンへアナが理由を尋ねると、クリスチャンはアナが職場で旧姓のスティールを使用し続けていることを不快に思っているのだという。クリスチャンがグレイという苗字に感じている重みを知ったアナは、しばしの口論の末、彼の願いを聞き届けることにする。そしてクリスチャンは、アナの職場であるシアトル・インディペンデント出版社(SIP)を買収し、それをアナへプレゼント、仰天するアナをよそに「会社名をグレイ出版社に変更するつもりだ」と語るのだ。良人のクリスチャンが過保護すぎると感じつつ、アナは幸せな日々を過ごしていたいっぽう、そんな2人の幸せを監視しながら憎悪を煮えたぎらせる男がいた。ジャック・ハイド(エリック・ジョンソン)である。ハイドは部下だったアナへのセクハラがクリスチャンの逆鱗に触れ、SIPを解雇された。自業自得でありながら、彼はクリスチャンへ復讐すべく行動を起こし・・・・・・前2作でBDSM風のセックス・シーンがトレードマークのようになっていたのは本作も変わらず、そこへ富とそれがもたらす多くの困難を背景にした婚姻協定、紛争と和解の緊張した物語となっている。映画のタイトルは解放を暗示しているが、本作はE・L・ジェームズの原作を映画化した3部作のうち最も保守的なものだ。幾分驚くべきどんでん返しの末、エンディングは伝統的な男女の役割、反動的な家族の価値観、そして資本主義的な能力主義を厳格に守っている。アナが女性の建築家へクリスチャンから遠ざかるよう警告したり、アナは仕事の電子メール・アドレスで使っている旧姓を変えるべきか否かをクリスチャンと彼女が論じる時など、妙に清教徒なのだ。その後、裕福な養子縁組の両親が里親ケア・システムからクリスチャンをもらい受けたため、彼は億万長者であると聞かされたアナが彼を慰めたり、いっぽうでクリスチャンは、アナが彼女の所有する出版社のフィクション担当編集へ昇進したのは彼女の勤勉さと才能の故だと保証する。異質な規範への賛美者、フリードは贅沢な結婚式で幕を開け、裕福な夫婦が御伽(おとぎ)の国の邸宅に移って幕を下ろす。



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(2018年3月)

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