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ハリウッド・ベスト10

(2020年3月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Sonic the Hedgehog"(パラマウント)     ファンタジー
邦題: 「ソニック・ザ・ムービー
ベン・シュワルツ(声優)、ジェームズ・マースデン、
ジム・キャリー、ティカ・サンプター主演

週末興業成績/総売上:   2,619万ドル/10,649万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,198館/2週間
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Call of the Wild"(20世紀フォックス)  アドベンチャー・ファミリー
ハリソン・フォード、オマール・シー、
キャラ・ジー、ダン・スティーヴンス主演

週末興業成績/総売上:  2,479万ドル/2,479万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,752館/1週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of
One Harley Quinn"(ワーナーブラザーズ)
 アクション
邦題: 「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
マーゴット・ロビー、ロージー・ペレス、
メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジャーニー・スモレット=ベル、
ユアン・マクレガー、エラ・ジェイ・バスコ主演

週末興業成績/総売上:    680万ドル/7,233万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,565館/3週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Bad Boys for Life"(ソニー)          アクション・コメディー
ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、
ヴァネッサ・ハジェンズ、アレクサンダー・ルドウィグ主演

週末興業成績/総売上:    584万ドル/19,116万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,972館/6週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Brahms: The Boy II"(`STX)映画評はここをクリックして下さい        ホラー
ケイティ・ホームズ、オウェイン・イオマン、
クリストファー・コンヴェリー、ラルフ・アイネソン主演

週末興業成績/総売上:    582万ドル/582万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,151館/1週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Fantasy Island"(ソニー)            アドベンチャー
マイケル・ペーニャ、マギー・Q、
ルーシー・ヘイル、オースティン・ストウェル、
ジミー・O・ヤン、ポーシャ・ダブルデイ主演

週末興業成績/総売上:    427万ドル/2,026万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,784館/2週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"1917"(ユニバーサル)              戦争ドラマ
邦題: 「1917 命をかけた伝令
ディーン=チャールズ・チャップマン、ジョージ・マッケイ、
ダニエル・メイズ、コリン・ファース、
マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ主演

週末興業成績/総売上:    422万ドル/15,180万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,725館/9週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Parasite"(ネオン)                コメディー・ドラマ
邦題: 「パラサイト 半地下の家族
ガンホ・ソン、ソンギュン・イ、
ヨジョン・チョ、ウシク・チェ、
ソダム・パク、ジョンウン・イ主演

週末興業成績/総売上:    301万ドル/4,883万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,803館/20週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Jumanji: The Next Level"(ソニー)      アドベンチャー
カレン・ギラン、ドウェイン・ジョンソン、
マディソン・アイズマン、オークワフィナ、
ケヴィン・ハート、ジャック・ブラック主演

週末興業成績/総売上:    288万ドル/31,084万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,126館/11週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Photograph"(ユニバーサル)       ドラマ
キース・スタンフィールド、チェルシー・ペレッティ、
イッサ・レイ、シャンテ・アダムス、
テヨナ・パリス、ケルヴィン・ハリソン・Jr主演

週末興業成績/総売上:    279万ドル/1,763万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,516館/2週間
 



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日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
Brahms: The Boy II
ブラームス:ザ・ボーイU

画像による索引
2016年のヒット・ホラー作「ザ・ボーイ 〜人形少年の館〜」は、最後のどんでん返しでマンネリ化したジャンルへ鋭く切り込んだが、評論家の評価は芳しくなかった。それが原因なのか、この続編ではやや異なるアプローチを取っている。結果、良くなった部分がある一方で悪くなった部分もあり、全体としての出来栄えはほとんど変わらない。続編の良い部分といえば、恐怖シーンが早く登場し、頻繁に起こることだ。本作ではライザ(ケイティ・ホームズ)、彼女の良人ショーン(オウェイン・イオマン)、そして息子ジュード(クリストファー・コンヴェリー)の3人で暮らすロンドンの自宅へ強盗が入り、彼女は頭部を負傷し、その様子を見ていたジュードは精神に大きな傷を負って会話や感情表現へ支障を来すようになってしまう。その事件がきっかけとなって3人は田舎町へ引っ越し、1作目の舞台となった家の離れに住む。しばらくしてジュードは近くの森を散歩中、墓地で陶器製のブラームス人形が埋まっているのを見つけ、彼はそれを掘り起こして家へ持って帰る。そこから怪奇現象が頻発するあたりは1作目と同じパターンだ。従来の「アナベル 死霊館の人形」的な物語が続き、ライザとショーンは人形の正体を知るのだが、時既に遅く、ブラームス人形はジュードを自分の世界へ引き込もうとしていた。頻発する怪奇現象ですっかり怯えきっていたライザながら、決死の覚悟でジュードの救出に向かい・・・・・・多くのホラー映画の続編同様、本作もまたオリジナルへ固執しすぎている。ライザが彼女の息子の新しい友人の過去を調べるうち、派生する描写はストーリーへ本当に必要としない部分が多く、むしろ逆効果だ。最大の問題は、本シリーズの原動力である監督のウィリアム・ブレント・ベルと脚本家のステイシー・メニアが、一般的な方法で観客を怖がらせる以上の野望を抱いていないことだろう。早い段階で、本作は家族のブラームス関連の不安を彼らが冒頭で受けた暴力的行為と結び付けており、彼らの抱える問題は深刻であると示唆しているが、やがて彼らは他の普通のホラー映画ファミリーと同じようになってゆく。母、父、息子、そして悪魔が所有する玩具といった具合だ。そもそも1作目からベルとメニアの創作した物語は、人形ホラー・ジャンルとしてさほどオリジナリティーがなかったものの、ユーモアのセンスはあり、奇妙な歪んだ形でホラーの伝統を継承していたため、いくつかの寒気がするシーン、あるいは本物の笑いがあった。この2作目ではそれらが欠けている代わり、トラウマへ陥っている。



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