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オスカー・レース先行馬
今年も去年に引き続き、今月(2月)28日の第88回アカデミー受賞式に先立ち、「ハリウッド最前線」の予想結果です。
「スポットライト
世紀のスクープ」 |
ジョージ・ミラー
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レオナルド・
ディカプリオ |
ブリー・ラーソン
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作品賞
「マネー・ショート」、「ブリッジ・オブ・スパイ」、「ブルックリン」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「オデッセイ」、「レヴェナント:蘇えりし者」、「ルーム」、「スポットライト 世紀のスクープ」の8作がノミネートされた中から・・・・・・
本命馬: 「スポットライト 世紀のスクープ」
対抗馬: 「レヴェナント:蘇えりし者」
大穴馬: 「ルーム」
監督賞
アダム・マッケイ(「マネー・ショート」)、ジョージ・ミラー(「マッドマックス 怒りのデス・ロード」)、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(「レヴェナント:蘇えりし者」)、レニー・アブラハムソン(「ルーム」)、トム・マッカーシー(「スポットライト 世紀のスクープ」)がノミネートされた中から・・・・・・
本命馬: ジョージ・ミラー
対抗馬: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
大穴馬: レニー・アブラハムソン
主演男優賞
ブライアン・クランソン(「トランボ」)、マット・デイモン(「オデッセイ」)、レオナルド・ディカプリオ(「レヴェナント:蘇えりし者」)、マイケル・ファスベンダー(「スティーヴ・ジョブズ」)、エディー・レッドメイン(「リリーのすべて」)がノミネートされた中から・・・・・・
本命馬: レオナルド・ディカプリオ
対抗馬: ブライアン・クランソン
大穴馬: マイケル・ファスベンダー
主演女優賞
ケイト・ブランシェット(「キャロル」)、ブリー・ラーソン(「ルーム」)、ジェニファー・ローレンス(「ジョイ」)、シャーロット・ランプリング(「さざなみ」)、シアーシャ・ローナン(「ブルックリン)」)がノミネートされた中から・・・・・・
本命馬: ブリー・ラーソン
対抗馬: シアーシャ・ローナン
大穴馬: シャーロット・ランプリング
「ブリッジ・オブ・スパイ」のスティーヴン・スピルバーグが監督賞へノミネートされなかった他、クエンティン・タランティーノ監督作「ヘイトフル・エイト」は監督賞のみならず、作品賞、そして脚本賞にもノミネートされなかったのが意外です。また、今年はマイケル・B・ジョーダン(「クリード チャンプを継ぐ男」)やウィル・スミス(「コンカッション」)ら黒人勢がまったくノミネートされておらず、白人至上主義の傾向をまざまざと見せつけられました。ともあれ、去年の予想は見事に外れましたが、今年のアカデミー賞の結果はどうなるでしょうか?
ジョンソンの初ノミネート
最低映画を決定する「ラジー賞」ことゴールデン・ラズベリー賞のノミネートが発表されました。アカデミー賞とタイミングを合わせて毎年発表される同賞では「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」、「ジュピター」、「ピクセル」、「ポール・ブラート:モール・コップ2」、「ファンタスティック・フォー」が6部門で最多ノミネートとなり、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」では主演のダコタ・ジョンソン(写真)がキャサリン・ハイグル(「ホーム・スウィート・ヘル」)、ミラ・クニス(「ジュピター」)、ジェニファー・ロペス(「ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑」)、グウィネス・パルトロウ(「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」)と並んで初めて最低女優賞へノミネートされています。いっぽう、男優陣ではアダム・サンドラーが「ピクセル」と「靴職人と魔法のミシン」で5年連続の最低男優賞へノミネートされており、さらには最低スクリーン・コンボ賞にも名前が挙がっている他、ジョニー・デップ(「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」)とケヴィン・ジェームズ(「ポール・ブラート:モール・コップ2」)もサンドラーと同じく最低スクリーン・コンボ賞と最低男優賞の2部門へノミネートされており、最低スクリーン・コンボ賞ではジェイミー・ドーナン(「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」)も選出されました。ジェームズの場合、最低スクリーン・コンボ賞と最低男優賞以外に「ピクセル」で最低助演男優賞へもノミネートされており、最低男優賞ではチャニング・テイタム(「ジュピター」)も候補に挙がっています。昨年からラジー賞へ加わった、過去にラジー賞へ選ばれたものの著しい改善が見られた俳優たちへ贈られるラジー・リディーマー賞にはエリザベス・バンクス、M・ナイト・シャマラン、ウィル・スミス、シルヴェスター・スタローンらがノミネートされ、各賞の発表はアカデミー賞前日の今月(2月)27日です。
スコット監督の新作
リドリー・スコット監督(写真)が「エイリアン(1979年)」へとつながる次作「エイリアン:コヴナント」についてComingSoon.netへ語ったところでは、「とてつもなくハードなR指定作品」を撮るつもりだそうです。スコット監督が「エイリアン」の前日譚(ぜんじつたん)として2012年に発表したSF作「プロメテウス」の続編となる本作は、銀河系のはるか彼方の惑星を目指した末、暗黒の危険な世界へ辿(たど)り着いたコロニー船、コヴナント号の乗組員たちの運命を描いたものです。本作の詳細は謎に包まれているものの、「プロメテウス」へ登場したアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)が再び登場します。先日、ロサンゼルスで行われた第73回ゴールデン・グローブ賞の舞台裏で同サイトの取材に応じたスコット監督は、当時「エイリアン」で多くの観客を震え上がらせたチェストバスターが、人間の胸を食い破って飛び出すあまりにも有名なシーンを観た時を振り返り、同作が「いかに恐ろしい映画なのか」気づいたと述懐しました。その上で、2017年の公開を予定している「エイリアン:コヴナントでも「あれと同じことをやりたいと思っているんだ。しかも、今回はもっと最悪だよ」と語ったそうです。マット・デイモン主演の最新作「オデッセイ」が、これまでのスコット監督作を凌ぐ興行成績を記録し、第88回アカデミー賞で作品賞をはじめ7部門でノミネートされた他、全米監督協会賞へもノミネート、78歳にしてその創作意欲はますます冴えわたっています。そのスコット監督が、ついに「エイリアン」の名を冠する新作でどれだけ「ハードなR指定」の恐怖を演出してみせてくれるのか、ファンにとっては今から待ち切れない1本ですね!
ハードのメラ役
ジョニー・デップの妻で女優のアンバー・ハード(写真)29歳が、DCコミックスの「ジャスティス・リーグ・パート1」への出演をワーナーブラザーズと交渉中とのことです。このニュースを最初に伝えたハリウッド・レポーター誌は、交渉がまとまれば彼女はアクアマン(ジェイソン・モモア)の恋人メラ役を演じるとも伝えています。スーパーマンやワンダーウーマンなどDCコミックスのヒーローたちが結集する「ジャスティス・リーグ・パート1」は早くも2017年11月17日の全米公開が決定しており、来月(3月)月25日より世界公開される「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でバットマン役を演じるベン・アフレック、スーパーマン役を演じるヘンリー・カヴィル、ワンダーウーマン役を演じるガル・ガドットらが続投する予定です。ちなみに、アクアマン役を演じるモモアは「DEBUG/ディバグ(2014年)」やTVシリーズ「スターゲイト:アトランティス」などで知られています。そして、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」のザック・スナイダー監督が本作でも引き続きメガホンを取り、今年4月のクランクインは決定済みです。ハードがメラ役に決まれば、2018年7月公開予定の「アクアマン」へも当然ながら出演します。その役柄はDCコミックのホームページによると、超強度、耐久性、水に対する制御、優れた水泳能力、水中で呼吸する能力が備わっているそうです。メラはまたアクアマンと海を支配しており、DCコミックの世界でももっともパワフルな女性なんだとか ――― デップも、しっかりとやられましたから ――― さあ、ガドットへハードが加わったとしてDCコミック軍団の女性陣とスカーレット・ヨハンソンらマーベル・コミック軍団の女性陣との勝負やいかに?
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(2016年2月)
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