スカイプしよう!


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 携帯電話さえ普及していなかったほんの一昔前なら、「TV電話」といえば正しくSFの世界でした。それがここ数年で現実の世界となり、「スカイプ」といっても何を今さらと思われるかたは少なくないでしょう。世界中で1,500万人前後が絶えずアクセスしているスカイプ以外、マイクロソフト社はチャットばかりでなくビデオ通話が可能となった「MSNメッセンジャー7.0」の配布を4月から始めたばかりです。

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 そうしたインターネット上のビデオ通話システムで、もっとも普及しているスカイプは、現在のバージョン4になってから相手をフル画面で見られるなど、より進化しています。このスカイプを含めたあらゆるビデオ通話システムを使う上でインターネットへのアクセスに加え、Webカメラとマイクおよびスピーカーが必要なことは言うまでもありませんが、最近のマルチ機能化したPCでは元より音楽やムービーを楽しむためインターネットへのアクセスとスピーカーが欠かせません。
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デスクトップ用カメラ

 加えてWebカメラとマイクもノート・パソコンでは最初から組み込まれている場合も少なくなく、そうなるとソフトウェアをダウンロードしてセットアップするだけです。また、たとえデスクトップ・タイプのPCでWebカメラとマイクが付いていないとしても、最近のWebカメラは左の写真のようにマイクが一体となっており、ハードウェアはこれ1個買えば事足ります。

 なお、このWebカメラの機種ですが、少し前までロジテック社の最高機種だった「Quickcam Pro 9000」で、値段は1万円弱だったのがこのところ8千円前後まで下がってきました。カール・ツァイスのレンズだけあって、画像はさすが綺麗です。ただ、インターネット上のビデオ通話システムでは回線のスピードが決め手となるため、こちらで撮影中の自分自身の画像はカメラやレンズの質が良かろうと悪かろうと、いざ先方へ届いた時点でさほど違いはわかりません。今後、回線が更にスピードアップして初めて、その真価を発揮できるわけです。
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ノート・パソコン用カメラ

 あと、インターネット経由のビデオ通話以外でWebカメラを使う時は、もちろんカメラやレンズの質がストレートに発揮されます。そういった意味もあって、たとえビデオ通話だけならカール・ツァイスのレンズは必要なかろうと「Quickcam Pro 9000」を購入しておいて損がない上、他のロジテックWebカメラは値上がりしてゆく中、「Quickcam Pro 9000」だけが値下がりしている今こそ買い時でしょう。
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LED付カメラ

 いっぽう、Webカメラやマイクが内蔵されていないノート・パソコンの場合、デスクトップ用のWebカメラでは少々かさばります。たとえば「Quickcam Pro 9000」の本体自体、幅が約9cmあるところへ、それを様々な形態のモニター上へ安定して設置できるようデザインされたスタンドの奥行は12cm足らずと、けっこう馬鹿になりません。したがって、持ち運びを考えると右の写真のようなノート・パソコン用のカメラが無難です。

 これ(「QuickCam for Notebook Deluxe」)だとサイズは約10cm×7cm×4cmの専用ケースへすっぽりと収まり、値段も3万円を切ります。マイクが内蔵されているのはもちろん、目的がインターネット上のビデオ通話である限り、現在のテクノロジーでは「Quickcam Pro 9000」その他の高性能なWebカメラと比べて(通話相手から)何ら違いが感じられません。

 最初からWebカメラを内蔵していないコンピュータへは、以上のデスクトップ用かノート・パソコン用のマイク内蔵型Webカメラを購入するだけでハードウェアの準備が整うことはご理解いただけたと思いますが、ついでに紹介しておくと最近は左の写真のようなLED付のWebカメラなども出ています。「Quickcam Pro 9000」や「QuickCam for Notebook Deluxe」同様、USBポートへ差し込むだけで面倒なセットアップが必要なく、カメラの購入時に付いてきたソフトウェアは、むしろインストールしないほうが使いやすいでしょう。とにかく、このカメラをUSBポートへ差し込んでしばらく待つと使う準備が出来、あとは暗闇であろうとビデオ通話が可能です。
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ビデオフォン

 さらに進んで、コンピュータを使わないでスカイプしたいかたへは、右に写真のようなビデオフォンも出ています。これで、いちおうどのような環境(ハードウェア)がインターネット経由のビデオ通話で必要かはおわかりいただけたとして、その環境が整った次は、いよいよソフトウェアのインストールです。Webカメラその他がちゃんと接続されていることを確かめたら、スカイプのダウンロード・ページを開いて下さい。

 ページが開いたら「今すぐダウンロード」のボタンをクリックし、あとは指示に下えば簡単にインストールが完了します。インストール後のセットアップそのものも、さほど複雑ではないので省略しますが、スカイプの他、冒頭で触れたMSNメッセンジャーおよび現在利用可能なインターネット上のビデオ通話システムは以下の通りです。

MSNメッセンジャー
ヤフーメッセンジャー
Googleトーク
AOLインスタント・メッセンジャー
iChat
あと、ロジテック自身も近々「ロジクールVid」というソフトの無料配布を始めるとか?


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