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ハリウッド・ベスト10

(2017年7月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Transformers: The Last Knight"(パラマウント)
邦題: 「トランスフォーマー/最後の騎士道 SF
マーク・ウォールバーグ、アンソニー・ホプキンス、
ジョシュ・デュアメル、スタンリー・トゥッチ主演

週末興業成績/総売上:   4,468万ドル/6,848万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,069館/1週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Wonder Woman"(ワーナーブラザーズ)   アクション
ガル・ガドット、クリス・パイン、
ロビン・ライト、ユエン・ブレムナー主演

週末興業成績/総売上:   2,491万ドル/31,811万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,933館/4週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Cars 3"(ブエナビスタ)              アニメ
オーウェン・ウィルソン、クリス・クーパー、
ネイサン・フィリオン、アーミー・ハマー(声優)

週末興業成績/総売上:   2,407万ドル/9,878万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,256館/2週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"47 Meters Down"(エンターテインメント・スタジオズ)
邦題: 「海底47m                 ホラー
マシュー・モディーン、マンディ・ムーア、
クレア・ホルト主演

週末興業成績/総売上:    709万ドル/2,391万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,471館/2週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Mummy"(ユニバーサル)映画評はここをクリックして下さい        ホラー
邦題: 「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女
トム・クルーズ、ソフィア・ブテラ、
ラッセル・クロウ、アナベル・ウォーリス主演

週末興業成績/総売上:    606万ドル/6,874万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,980館/3週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"All Eyez on Me"(ライオンズゲート/サミット)ドラマ
デメトリアス・シップ・Jr、ダナイ・グリラ、
ローレン・コーハン主演
週末興業成績/総売上:    581万ドル/3,860万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,471館/2週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales"
(ブエナビスタ)
                   アクション
邦題: 「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム、
カヤ・スコデラーリオ、ブレントン・スェイツ、
ジェフリー・ラッシュ、オーランド・ブルーム主演

週末興業成績/総売上:    540万ドル/16,016万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,453館/5週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Rough Night"(ソニー)              コメディー
スカーレット・ヨハンソン、ケイト・マッキノン主演

週末興業成績/総売上:    470万ドル/1,664万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,162館/2週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Captain Underpants: The First Epic Movie"
(20世紀フォックス)
                アニメ
ケヴィン・ハート、エド・ヘルムズ、
ニック・クロール、ジョーダン・ピール(声優)

週末興業成績/総売上:    428万ドル/6,575万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,328館/4週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Guardians of the Galaxy Vol. 2"(ブエナビスタ)
クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、       アクション
デイヴ・バウティスタ、ヴィン・ディーゼル(声優)、
ブラッドリー・クーパー(声優)、カレン・ギラン、
エリザベス・デビッキ、カート・ラッセル主演

週末興業成績/総売上:    302万ドル/38,024万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,468館/8週間



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日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
The Mummy
ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

画像による索引
1932年のホラー映画「ミイラ再生」をトム・クルーズの主演で再々映画化したのが本作である。その背景には再映画化された「ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年)」がヒットし、シリーズ化されたこともあり、正確には「ハムナプトラ・シリーズ」のリブートと言えなくもない。ただし、1932年のオリジナルとも「ハムナプトラ・シリーズ」とも内容がかけ離れている。古代エジプトの王女アマネット(ソフィア・ブテラ)は次期女王になる約束を裏切られた怒りから闇に堕ち、生きたまま石棺へ封印されてしまう。それから2000年後、中東の戦闘地帯で石棺が発見され、発掘に立ち会った米軍関係者ニック・モートン(クルーズ)は考古学者のジェニー・ハルセイ(アナベル・ウォーリス)らとともに輸送機で石棺をイギリスへ運ぼうとするが、その途中でトラブルが発生し、ハルセイは脱出したものの、モートンを乗せた輸送機はロンドン郊外へ墜落し、石棺が行方不明になってしまうのだ。また、物語の鍵を握るヘンリー・ジキル博士(ラッセル・クロウ)は、自身の心へ潜む邪悪を取り除く実験に失敗して以来、エドワード・ハイドという人格を内面へ宿すようになっていた。そのもう1つの人格であるハイドを薬で抑えていたのが、やがて頭をもたげ・・・・・・「ミッション・インポッシブルV/M:i:V(2006年)」や「トランスフォーマー・シリーズ」の脚本を手掛けたアレックス・カーツマンが本作ではメガホンを取っているのだが、前半でブレンダン・フィッシャー主演の「ハムナプトラ・シリーズ」を思い出させるようなしっかりとしたアクションを見せてくれるだけで、あとの出来は今一だ。出演者もブテラが光っている以外は存在感がない。それは主演のクルーズへも言える。とても魅力的ながら、いつものパターンなのだ。結局、「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」にモンスターが登場するという点から考えると、本作は他の作品を寄せ集めた「フランケンシュタイン」映画といえるかもしれない。ゲーリー・グラント主演作「ガンガ・ディン(1939年)」からジョン・ランディス監督作「狼男アメリカン(1981年)」まで、様々な映画の断片を思い出した。ただし、「フランケンシュタイン」や「狼男アメリカン」などが当時の典型的な「ポップコーン映画(娯楽映画)」であり、本作もそれを狙っているのは間違いないが、本作と比べて当時の映画はもっとカラフルであったといえよう。



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(2017年7月)

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