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ハリウッド・ベスト10

(2018年7月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Jurassic World: Fallen Kingdom"(ユニバーサル)
邦題: 「ジュラシック・ワールド/炎の王国 アクション
クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、
ジェフ・ゴールドブラム、ジェームズ・クロムウェル主演

週末興業成績/総売上:  14,802万ドル/14,802万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,475館/1週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Incredibles 2"(ブエナビスタ)映画評はここをクリックして下さい        アニメ
邦題: 「インクレディブル・ファミリー
クレイグ・T・ネルソン、ホリー・ハンター、
サミュエル・L・ジャクソン、ブラッド・バード(声優)

週末興業成績/総売上:   8,035万ドル/34,979万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,410館/2週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Ocean's 8"(ワーナーブラザーズ)      アクション
サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、
アン・ハサウェイ、リアーナ、
ヘレナ・ボナム・カーター、サラ・ポールソン主演

週末興業成績/総売上:   1,155万ドル/10,028万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,656館/3週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Tag"(ワーナーブラザーズ)          コメディー
エド・ヘルムズ、ジェレミー・レナー主演

週末興業成績/総売上:    825万ドル/3,042万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,382館/2週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Deadpool 2"(20世紀フォックス)       アクション
ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、
モリーナ・バッカリン、T・J・ミラー主演

週末興業成績/総売上:    527万ドル/30,417万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,420館/6週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Solo: A Star Wars Story"(ブエナビスタ)映画評はここをクリックして下さいアクション
オールデン・エアエンライク、ドナルド・グローヴァー、
エミリア・クラーク、ウディ・ハレルソン、
タンディ・ニュートン、ポール・ベタニー主演

週末興業成績/総売上:    451万ドル/20,264万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,338館/5週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Hereditary"(A24)                ホラー
トニー・コレット、ガブリエル・バーン、
アン・ダウド主演

週末興業成績/総売上:    363万ドル/3,482万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,002館/3週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Superfly"(コロンビア)             アクション
トレヴァー・ジャクソン、ジェイソン・ミッチェル、
マイケル・ケネス・ウィリアムズ、レックス・スコット・
デイヴィス主演

週末興業成績/総売上:    340万ドル/1,532万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,220館/2週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Avengers: Infinity War"(ブエナビスタ)映画評はここをクリックして下さい アクション
ロバート・ダウニー・Jr、クリス・ヘムズワース、
マーク・ラファロ、アンソニー・マッキー、
エリザベス・オルセン、ポール・ベタニー、
ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、
チャドウィック・ボーズマン、ジョシュ・ブローリン主演

週末興業成績/総売上:    258万ドル/66,957万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,456館/9週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Won't You Be My Neighbor?"(フォーカス) ドキュメンタリー
ジョアンヌ・ロジャーズ主演

週末興業成績/総売上:    182万ドル/408万ドル
劇場数/現在までの上映期間:  348館/3週間



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日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
Incredibles 2
インクレディブル・ファミリー

画像による索引
「Mr.インクレディブル(2004年)」の最後のシーンから始まるこの続編は、1作目から14年という長い歳月を費やして製作された。1先目に続きブラッド・バードが脚本と監督を担当する本作では、「イラスティガール」ことヘレン・パー(ホリー・ハンター)がヒーローの復活を掛けた新たな任務で家を留守にしている間、彼女の良人で伝説のヒーロー「Mr.インクレディブル」ことボブ・パー(クレイグ・T・ネルソン)は、子守のため留守番をすることとなる。しかし、新たな敵の出現でヘレンや街の人々はピンチへと・・・・・・こうした基本的なプロットの中で、1作目同様、家族の絆や親のあり方といったテーマが掘り下げられてゆく。本作でもスーパーヒーローは違法であり、前作の最後で登場したアンダーマイナー(ジョン・ラッツエンバーガー)をなんとか押さえ込んだパー一家だが、ボブは政府の保護を失い、失業してヘレンと3人の子供ともどもホームレスとなってしまう。仕事のあてがない彼らと彼らの古くからの友人「フロゾン」ことルシアス・ベスト(サミュエル・L・ジャクソン)へ声をかけてきたのは、電気通信の大手であるウィンストン・ディーヴァー(ボブ・オデンカーク)とその聡明な妹エヴァリン(キャサリン・ターナー)だった。ディーヴァー兄妹がパー一家とベストに近づいた理由は、ヒーロー達の「スーパー」のブランドを「スープラ」へ変えることだ。かといって「Mr.インクレディブル」を前面に出したくなかった彼らは、「イラスティガール」へ目をつける。こうして先に述べたとおり、彼女の留守中ボブがヴァイオレット(サラ・ヴォーウェル)、ダッシュ(ハック・ミルナー)、ジャック=ジャック(イーライ・フシール)ら3人の子守役となるのであった。ボブは心底彼の妻を支持している。ただ、ヘレンがその日の仕事について興奮して話すのを聞いて嫉妬と欲求不満で歯ぎしりする彼の姿はとてもリアルだし、また可笑しい反面、観客の心へ触れるに違いない。本作の筋書(ストーリー・ライン)が成功したのは、暖かさと強さと脆弱性をにじみ出させたボブとヘレン夫婦のキャステキングが大きく貢献しているのは確かだ。しかし、本作でのMVP(最優秀選手)が誰かといえば、それはジャック=ジャックだろう。彼の場合、ベビーベッドから抜け出して空中へ消える能力を持ち、また目からレーザーを照射でき、炎に襲われて動揺した時、文字通り悪魔の赤ん坊へ変わることが出来る。ともあれ、今年もスーパーヒーロー映画は相変わらずの勢いで、「アヴェンジャーズ:インフィニティ・ウォー」と「ブラック・パンサー」は、すでに全世界の興行成績面で最も成功した映画の2本だが、本作はまた一味違うアプローチで成功間違いなし!



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